人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.97「自分は自分。」

「起きたことを受けいれることを幸せという、
起きたことを受けいれないことを不幸という」
阿部敏郎

若年性認知症という症状がある。
若くして、脳が委縮し、
記憶や認知機能に障害が出て日常生活に支援が必要になる。

先日、あるイベントで40代の認知症の男性のお話を伺った。
その方の病名はアルツハイマー病。
今の治療技術では原因も治療法も確立されていない。不治の病だ。
アルツハイマーだとわかった時、その方は大きな衝撃を受けた。
様々なサポートを受けながら日常生活を続けるうちに、

ある気持ちが芽生えたという。
わたしと同じような状況になって、
大変な目にあっている人がいるかもしれない。
自分に何か出来ることはないだろうか・・・。
そうだ、自分が認知症だということを公表するというのはどうだろうか。
しかし、それは簡単な決断ではなかった。

自分が認知症だということを公表すれば、世間にそれが知れ渡る。
これまでにも、自分の認知症の症状で、
差別の視線を感じたことが何度もあった。
今まで以上に生きにくくなってしまうのではないか。
私の周りから誰もいなくなってしまうのではないか。
より大きな差別の視線で見られるのではないか。

そんな葛藤の中で、彼が一歩を踏み出せたのは、
認知症になった自分でも誰かの役に立つ事が出来るのだ、
という実感だった。
そして 彼は 公表し、
今では様々なメディアで当事者の気持ちを伝えている。

そんな彼がイキイキとした笑顔でこう語っていたことが忘れられない。
「言ってみたら生きやすくなったんです。」
「今では、認知症になって色々なものに出会えたと思っています。」
「自分は自分。認知症になっても、自分らしく生きていくことは出来ます。」

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 川田 浩也(かわた ひろや)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

発行人: 一般社団法人 人間塾 代表理事 小倉 広(おぐらひろし)
http://www.ningenjuku.net/company/
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人生学認定講師の川田浩也です。
最後までお読み頂き有難うございました。

認知症になる、ということは他人ごとではありません。
今、日本に認知症の方は400万人以上いるのです。
認知症の支援にずっとかかわって来て、ある実感があります。
人生学やアドラー心理学を学ぶことは、認知症の方のより良い支援に繋がる。

そんな想いから新しい講座が誕生しました。
その名も「HARVEST」
高齢の親との関係を勇気づける講座です。
アドラー心理学をベースにして、認知症について、
介護の初動についても学べるカリキュラムです。
以下の日程で順次開催していきます。

栃木(とちぎ福祉プラザ)
12月18日(日)10時~17時
http://www.kokuchpro.com/event/7250a90a59f312acf1bfc0da5c6550cf/

大阪(西中島南方駅徒歩5分)
1月9日(月・祝)10時~17時
http://www.kokuchpro.com/event/490e7d7bf1a2575676ecbb8423b4efa1/

東京(都内会議室)
2月4日(土)10時~17時
http://www.kokuchpro.com/event/47cff466c05356e324354c97be5c5ba4/

必要な方に届きますように。

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