人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.92「わらうということ」

【幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ】~幸福論 アラン

最近思ったことがある。

大前提にひとは、
【人を傷つけたい】とは思っていないはず。

「人が傷つくのが楽しくて楽しくて仕方がないんだよね」
「人が泣いているとわくわくするよね」

こんな人は聞いたことも見たこともない。
だのに何故【人は人を傷つけてしまう】のか。

10代のころは【媚びる】ひとが嫌いだった。
権力に媚びる人。男性にしなをつくる人。人に甘える人。

最近は

きれいごとを並べる人
頑張ってますアピールが強すぎる人
私辛いんですアピールの強い人
私こんなに幸せなんですアピールの強い人

が苦手だ。

だからひとが多く集まるところにあまり足が向かなくなった。
こころの中に得体のしれない何かがもやもやと広がることが多くなり、
その理由を考えたりしていた。

かげ口をたたきながら、その人の前で笑いながら話している人が嫌いだった。
誰かのことを悪者にして、団結するような空気が嫌だった。
でも、同じような事を自分がしているのに気付いて愕然としたりした。
そういうひとを、偉そうに非難している私もやってること、同じじゃんって。

他人の弱さの中に、自分の弱さを見た。
他人の狡さの中に、自分の狡さを見た。

それを受け入れることがなかなかできなくて、
時に逃げたり、見ないふりをしたり、人を攻撃することでごまかそうとしたりする
自分を知った。

「正義」を盾にたくさんのひとを攻撃し、傷つけていた。

思ったことをなんでも口にすることは、時にひとを傷つける。
ただ、心の中では不快だったり、それは違うと思っているのにそれを口に
しないでいることは、【ずるい】ことのように思っていた。

だから、そんな自分への評価は、【裏表がない人間】
それは、自分の理想の自分像だった。

だから最近は自分の不用意な一言に気付けるようにもなった。
人に不快な言葉を投げかけられたときに、まずは受け入れてみるようになった。

「この人はなんでこんな言い方をしているのだろう」
「この人は何がいいたいのだろう」
「私はなにに傷ついているのだろう」

一旦、自分で考えてみる。

でも、その相手の投げた言葉に、振り回されたくない。
相手の感情に私の感情を支配されたくない。

だから私は笑うと決めた。

悲観主義は気分に、楽観主義は意志による。

「知る」ことと、「できる」事の違いを実感している。
「知って」しまったからこそ、辛いときが増えた。
「できない」自分を責めることが増えた。
でも、気付けるようになっただけでも、成長だよね。
と自分を甘やかしながら、私は今日も笑っていようと思う。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 鈴木 淳子(すずき じゅんこ)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

発行人: 一般社団法人 人間塾 代表理事 小倉 広(おぐらひろし)
http://www.ningenjuku.net/company/

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編集後記

認定講師の鈴木淳子です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

今年も早いものであと2か月。東京も寒い日が増えてきました。今年をどのように締めくくり、
そして、来年をどんな一年にするのか。
誰といて、何をしたいのか。
きちんと考えて選択をしたいです。


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