人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.63 「誕生日サプライズ」

vol.63「誕生日サプライズ 」

家庭では饒舌に話す必要はありません。常に夫婦漫才のように喋る必要もない。

ただ、温度のある会話をすることです。それが家族の絆を深めることになる

さだまさし

 先週、44回目の誕生日を迎えました。
 我が家では毎年、家族みんなでケーキとプレゼントで誕生日をお祝いします。

長女が高校2年生、長男は小学6年生。
そろそろ「家族より友人と遊ぶほうが楽しい」といわれても仕方がない年齢ですが、
いまだにささやかな家族だけの誕生日パーティーは続いています。
ただ今年の誕生日はちょっと違っていたのです。

毎年、ケーキと同時にプレゼントも出てくるのですが、今年は・・・ない。
あれっと思っていると、娘のスマホから「トリセツ(西野カナ)」のカラオケが
流れ出すんです。「なんだろう・・」と思って聞いていると、妻、娘、息子の三人で
替え歌を歌いだしたんです。
「トリセツ(山田家バージョン)」。
いきなりのことでビックリしていると、各パートごとにわかれてそれぞれの思いを
歌にのせて伝えてくれました。

サッカー部とサッカークラブで頑張っている息子が照れながら歌い、部活と勉強、
来年の受験に向けて頑張っている娘は少し涙を浮かべながら。
そして趣味のバレーボールに頑張る・・・ではなく、毎日家族のために頑張って
くれている妻はとても嬉しそうに歌ってくれました。
その姿に思わず私は目頭が熱くなってしまいました。

最近の我が家はそれぞれが忙しく、家族4人でいることも少なくなっていました。
「自分の好きなことに一所懸命になってくれればそれでいい」
私自身そう思ってはいたものの、実際に家族があまり集まらないのに少し寂しさを
感じていたとこだったので、このサプライズはとても嬉しかったです。
私の知らないところで歌詞を考え、練習ができたのは、妻がしっかりと
家族を支えてくれていたからなのでしょう。そう思うと妻には感謝しかありません。
そして、家族っていいな。と思える一日でした。

普段なかなか集まらない家族ですが、心がちゃんと通っていればこんなにも素敵な
家族でいられるんだなと思いました。接する時間ではなく、どう接するか。
それが大事なんだと感じた出来事でした。
「温かな家族を作り上げてくれてありがとう。」そう妻に伝えました。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 山田 隆任(やまだ たかとお)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

発行人: 一般社団法人 人間塾 代表理事 小倉 広(おぐらひろし)
http://www.ningenjuku.net/company/

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編集後記

認定講師の山田隆任です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
誕生日当日は気づかなかったのですが、後日、歌詞カード読み返してみると、
「妻から私への要望」が紙面いっぱいに書かれていることに気づきました。
ああ、普段なかなか言えないことを言うきっかけだったんだな、と
そう感じました。

今から10年ほど前に「初めて『ありがとう』って言われた」と
妻から言われたことを思い出し、まだまだ感謝の言葉を言葉で伝えて
いないんだなと深く反省しました。


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