人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.62 「泣いた女たち。」

vol.62「泣いた女たち。」

涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの。

ドロシー.ディックス

 「よ!オトコ前!」と言われることは慣れた。
嬉しいと思ったことはないが、今の私は確かにそう言われても
何の不思議もないと思う。
 仕事では作業着を着て、力仕事をしていたり、営業で走ったり、
パソコンに向かう時は眉間に皺をよせていることも多々ある。
そして今、私は仕事が楽しい。
そりゃ、オトコ前と言われても仕方がないと思える。

 私は生まれ持ってオトコ前な訳ではない。
小さな頃は、臆病で引っ込み思案な性格だったので本当に信頼
していた友達は幼馴染くらい。
彼女や両親が私をどれだけ助けてくれたことか。
 大人になった私は、誰か私を幸せにしてください状態。
離婚後も、誰か私たちを救って・・と思っていた。

 けれど、私は離婚を経験することで初めて世の中の厳しさを
知った。

 誰も、助けてはくれないんだ・・・。

そんなやさぐれていた私に、神様はさらに強烈なプレゼントを
送ってきた。
やっと、手に入れた「幸せ」。
私たち3人と家族になる約束をした人の難病指定の癌。

 私、一生幸せになれないんだ・・・。

 そして、彼は去った。

今思えば泣いてばかりの30代。
泣いて、泣いて、泣いて、泣いた。

苦しくて、苦しくて、苦しくて、泣いた。

暗闇の中をずーっと、二人の子どもをおんぶに抱っこで全力疾走
している気分だった。

けれど、私は気づいた。

涙がもう出なくなった時に、世の中が明るいということに。

いい加減、自立しなきゃダメだ。
誰かに幸せにしてもらうんじゃない、自分で切り開くんだ。

女だから弱いんじゃない、女だから強い。
女だから一人で生き抜くことができないんじゃない。
女だろうが、男だろうが、生き抜くことは平等。

女一人で子どもを育てあげるのは、何も私が世の中で初めてな
わけじゃない。

たくさん泣いて、視野が広がった私は強くなった。

繰り返し言うが、
私はオトコ前と言われることを喜んでいる訳ではない。
むしろ、警告と捉えている。

せっかく女性に生まれたのだから、女性として凛と生きたい。

君は強いから大丈夫。
なんて言って欲しく無い。

大丈夫でない時もある。

そして、声を大にして言いたい。
頑張っている女性ほど、さんざん泣いた女性が多いことを。
さんざん泣いたから、そこいる女性が笑っていることを、
毎日何気なく一緒にいる女性が強いことを。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 木下 暁子(きのした あきこ)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

発行人: 一般社団法人 人間塾 代表理事 小倉 広(おぐらひろし)
http://www.ningenjuku.net/company/

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編集後記

認定講師の木下暁子です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

雪が・・・降りません。
長野県のスキー場では「雪乞い」をしていたり、
滑走不能のゲレンデがあったり・・。

雪が降れば、雪かきに「もう雪のないところに行きたい」
と言い、
雪が降らないと、「なんか、こんなの冬じゃない・・」
と言い。

なんて身勝手なんでしょう。笑

空気が乾燥した日々が続きます。
どうか体調管理などお気を付けください。

最後になりましたが、今年も1年よろしくお願いします。

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