人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.54「しつこい怒り」

vol.54 「しつこい怒り」

人間の心は、そう簡単に
磨けるものではありません。

ましてや、心を取り出して
磨くことなどということはできません。

心を磨くには、とりあえず、
目の前に見える物を
磨ききれいにすることです。

とくに、人のいやがる
トイレをきれいにすると、
心も美しくなる。

人は、いつも見ているものに
心も似てきます。

鍵山秀三郎(株式会社イエローハット 創業者)

どうしてもイライラしてしまう、いつまでもムカムカして集中できない、という
ことは、みなさんも経験されたことがあるのではないでしょうか。

たとえば、あなたが会社員なら、何日も前に上司からの上から目線で言われた嫌
みが頭から離れない。たとえば、あなたが小さなお子さまをもつママさんなら、
お子さまと同じ年代の子をもつ近所のリーダー格の年上のママさんからの人を馬鹿
にしたような言葉が胸に刺さって離れない。

どうして俺が、どうして私が、あそこまで言われなきゃならないんだ!と腹が立
つ。さらには、「どうやってこの怒りを晴らしてやろうか」と、意識は未来の報
復にまで及んでしまう。

怒りの感情のなかには発生してもいつしか消えていくものもあれば、このように
ズルズルと引きずるものもあります。さらに「あの人にはあんなこともされた、
こんなことも言われた」など、過去の様々な怒りまで復活してきたら、憎悪とか
怨恨といったレベルの「しつこい怒り」になっていきます。そして、目の前にあ
ることに集中できなくなり、日常生活に支障さえ出かねません。

このような自分を苦しめる「しつこい怒り」の対処法として、自分が一番気持ち
いいと感じる瞬間を思い浮かべるといいそうです。

でも、私の場合は、なぜかうまくいきませんでした。

自分が一番気持ちいいと感じる瞬間を思い浮かべているときは、確かに忘れられ
るのですが、しばらくすると「しつこい怒り」が頭をよぎり、なかなか消え去っ
てくれません。仕舞いには、自分の中の気持ちいいことのレパートリーがなくなっ
てしまい、結局、うまくいかないのです。

こんなとき、私がオススメしている対処法が、「掃除」です。

このあいだも、バスルームを本格的に掃除しました。浴槽はもちろん、床や壁、
天井などをカビ取り剤で拭き取ったり、洗面器や風呂いすに付着した石鹸カスを
丁寧にこすり取ったりと、小一時間かけて磨き上げると、びっくりするほどキレ
イになりました。

掃除は、一生懸命に手を動かすと目に見えて効果が表れます。掃除は、すぐによ
い行動とよい結果が一致するのです。しかも、結果が誰にでもわかる。妻にもわ
かる。うん、ここが特にいいですよね。自分だけではなく、身近なひとにも「キ
レイになったね」と感謝してもらえるので、とてもうれしいものです。

「うん、やればできるゾ!」

この達成感と感謝の気持ちを味わうと、なんだかとても掃除が楽しくなってきま
す。掃除は、気分転換にうってつけです。

よく「トイレを掃除すると運が良くなるよ。」という話を聞きませんか。

時間をかけて丁寧にトイレを掃除すると、とてもキレイになります。もちろん、
汚いトイレほど、その効果はテキメンです。便器やその周りをキレイに手で洗い
上げると、目に見えて効果が表れます。よい行動と結果がすぐに一致します。キ
レイになったトイレを見ると、達成感があるし、周りから喜ばれる。きっと、こ
の達成感と感謝の気持ちが、幸運を運んでくれるのでしょう。

仕事や人間関係で悩んでいたら、掃除をして徹底的にキレイにしてください。そ
して、キレイになったところを、身近なひとにも見てもらいましょう。

このよい行動と結果が一致する「魔法」をぜひ実感してみてください。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 鈴木 博史(すずき ひろし)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

【 編集後記 】

こんにちは、人生学認定講師の鈴木博史です。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

この間のシルバーウィークに、信州は長野県茅野市にある「貧乏神神社」へ参拝
に行きました。貧乏神神社と言えば、同じ長野県飯田市にある神社が有名だそう
ですが、茅野市にもあるというので訪ねてみました。

茅野市にある「貧乏神神社」は、丸井伊藤商店という味噌蔵の奥にあるのですが、
なぜかこの味噌蔵の中にも同じ貧乏神神社なのです。どうやら、貧乏神神社の茅
野支社という感じなのでしょうか。結局、理由はわかりませんでした(笑)。

貧乏神神社の中は、とにかく溢れんばかりに貼り紙や看板が貼られていました。
貧乏神神社は貧乏神という神様がいるので、宝くじなどの外れクジを供養してく
れます。実際に奉納されている外れクジを見ると、なんだか切ない気持ちと同時
に人間って欲深いなぁという気持ちになりました。

貧乏神神社が他の神社と異なっているところは参拝方法でしょう。実際に私も参
拝したので、その方法をご紹介します。

1.賽銭として100円を支払う
2.貧棒でご神木を殴る
3.貧棒を蹴る
4.貧乏神に豆を投げつける

まず、参拝方法の説明書きに賽銭として金額が指定されているところがとても怪
しい感じがしましたが、参拝者のみなさんが百円を壊れかけた味噌樽のなかに投
げ入れているので、私もそれに習いました。

次に「貧棒(びんぼう?)」と書かれた棒を手に取り、ご神木を3回ほど殴り、
続けて足で1回ご神木を蹴ります。このとき「こんちくしょうめ」と叫べと説明
書きにはありましたが、さすがに薄暗い味噌蔵のなかでは気味が悪いので、誰も
叫んではいませんでした。

そして、貧乏神の像の前に立ち、思いっきり豆を投げつけて終わりです。

ちなみに、貧乏神神社の中では手を合わせる、いわゆる合掌を絶対にやってはい
けないそうです。でも、どの参拝者の方も神様の前に立つと、ついつい日本人の
習慣として合掌をしてしまいそうになるから不思議ですね(ちなみに、私も豆を
投げつけた後、思わず合掌しそうになりました)。

そして、参拝の後は、丸井伊藤商店の味噌蔵の味噌を使った「味噌アイスクリー
ム」なるものを食べて、すべて終了となりました。

今回の参拝で、私の中の貧乏神を追い払うことができましたので、気分を新たに
人生学体験講座を開催したいと思います。メルマガ読者の方で、人生学に興味を
ある方や貧乏神に興味のある方?は、ぜひご参加ください。

●人生学体験講座:2015年11月23日(祭日)14:00~15:30
 開催場所:東京都中央区東日本橋 講師:鈴木博史 最低遂行人数:2名~
 
<https://argo-navi.net/mielca_ogurahiroshi/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=226>


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