人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.49 「休む美学」

vol.49 「休む美学」

「休んでもいいんです。休むことは美しいことなんです。」
                       岩井 俊憲

私は焦っていました。

伝えたいこと、握っているコンテンツや仕事はいっぱい。
たくさんあるのに、ブログが書けない・・。
アイディアが浮かばない。
そして、動く気にもなれない。

やらなくちゃ、つたえなくちゃ!今やらなくちゃ。

当時のブログに「書けない」という内容が残っている。

そんな焦りの中、子育てセミナーについての質問をしようと
私の恩師、岩井先生へ電話を入れた。

「長野の木下です。」
「その声は暁子さんですね?」
「はい。今日はセミナーについてお聞きしたいことがあって。」
「はい、いいですよ。それよりも・・大丈夫ですか?最近の様子をブログで
拝見し、ちょうど心配していたところです。」
「いえ!すみません。大丈夫です。元気です。心配おかけしてすみません。」
「そんなにやらなくていいんですよ。」
「え?いや、私そんなにやっていないです!」
私の心は何故か何かを隠している気分で笑って答えた。

「暁子さん、休んでいいんです。」
「いや、そんな私休むほどでは・・」
「いいですか?休んでいいんです。休むことは美しいことなんですよ。」

私には衝撃的な言葉でした。
「やらなくちゃ!」と思っていた私に、「やらなくてもいい」。
なんとか、笑うことで動揺を隠すことを取り繕った。
多分・・いえ、確実に先生はそんな私を見抜いていただろう・・。

電話を切ったあと、しばらくボーっとして考える。
私は、家族のために働かなければ・・。
伝えたい事、「今」伝えなければ・・。答えを探している誰かのために。
だから「休む」訳にいかない。

いや・・・・。違う。違う。違う!
私は家族や誰かのために休まないわけじゃない。

休む=怠け者
私の根底にある、これだ。
私は休んでいる自分が許せないのだ。
だから、自分のために休まないのだ。

その日、私は長い髪をバッサリ切った。
子どもと生ライブへ出かけ、幼少の頃大好きだけどビッグイベント
でなければ食べることができなかったパフェを頼み、とにかくすべてを
忘れて休日ということに集中した。

その日の私は「怠け者」だろうか?
いや、全然違う。
また、頑張れるための「私」だ。

何かとせわしい現代社会。
「私がやらなければ・・」という思いが休むことへの恐怖になって
いないだろうか?

休んだっていい。
一生懸命頑張る姿は美しい。
頑張るからこそ、休むことも美しい。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 木下 暁子(きのした あきこ)
http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

編集後記

認定講師の木下 暁子です。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
長野県は朝夕だいぶ涼しくなりました。
私がパソコンに向かいメルマガを書いている目の前で娘が数学の
レポートを作成してます。
「あ。ウィキペディアで調べよう・・」と言いたかったのでしょう。
「あ。ウキウキペディアで調べよう・・」と耳に入り、思わず
手が止まりました。
息子が「それ、妖怪ウォッチだよ」と呟き、涙が出るほど笑い
ました。
笑う、ということ。
心にゆとりがあるということだと思います。
岩井先生の「休むことは美しい」
あの言葉がなければ、今だに私は常に走り続けていたでしょう。
「休む」ことに集中してみる休日もあっていいのではないでしょうか?

●お知らせ
先日、人生学認定講師の篠崎龍治講師の執筆した書籍、
「他人とうまく話せなくても未来が変わるアドラー心理学」
が、Amazon心理学新着部門で1位となりました。
私も拝読させていただきましたが、篠崎講師の人柄が出ていて
とても勇気づけられる内容でした。
とても読みやすく、働く人の味方になるでしょう。
お勧めの1冊です。
●ブログ:
楽笑の日々 勇気づけで目に見える世界が輝きだした
http://ameblo.jp/akiko2916

●facebook
https://www.facebook.com/akiko.kinoshita.5


利用規約