人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.34「 責 任 」

 vol.34  「責任」

罰を与えるのでない。
結末を体験させるのだ。
子供が食事の時間になっても帰ってこなければ、
一切叱らずに食事を出さなければよい。

           「アルフレッド・アドラー
              人生に革命が起きる63/100の言葉」
                         小倉広著より

数日前、久しぶりに顔を合わせた次男が、私の顔を見るなり、「中学時代に
おっとうに言われた「責任を取る」ってどういうことか、やっとわかってき
たよ」と言ってきた。私は「どういうこと?」と聞いてみた。次男は昨年の
10月からマスコミで働き始めて、マスメディアの持つ影響力の怖さから、
自分一人では取ることのできない責任があることを思い知らせたのだそうだ。

我が家では、夫と息子たちとの間で、高校を卒業するまでは外泊を認めない、
24時までには帰宅していること、というもの。

それは、息子たちが自分のとった行動の責任をとることができないためだ。
何か起きたとき、物事は息子たちだけでは完結せず、家族や友人など周りの
人に迷惑を掛けることになる。

次男は中学時代、そのことを理解せず、初めは反発していた。しかし、
ある事件が 、息子には引っかかっていたという。

中学時代、友達の家に遊びに行っていた次男が、23時過ぎても家に帰って
こなかったことがあった。24時過ぎに、やっと次男から電話があり、
「もう電車がないから、友達の家に泊まりたい」という内容だった。
もちろん、夫は許さない。
「電車がないのなら、タクシーで帰ってこい、タクシー代は、自宅に着いた
時に俺が払うので心配しなくていい」。
私は、「24時を過ぎているし、先方のご家族にも、ご迷惑をお掛けするだろう
から、外泊を許してもいいのでは?」と言ってみたが、夫の考えは変わら
なかった。
察するに、次男は家に帰る電車がない時間帯に連絡をすれば、外泊を許して
もらえると企んでいたのだろう。だが、タクシーで帰ってこいとまで言われて
しまうと、家に帰れない理由がなくなった。
最終的に、友達の親が次男を一人で帰すことを心配し、車で送り届けてくれた。
私は申し訳ない気持ちで一杯になり、次男がいる前で謝った。言いたいことが
山ほどあったが、「お帰り」だけにした。

次男は怒りを抑えきれなかったのだろう、帰宅するなり自分の部屋に入り、
壁を思いっ切り蹴飛ばした。「ドーン」という音が家中に響き渡り、また
ひとつ、部屋の壁に穴が開いた。
息子には、頭を下げていた私の姿が、脳裏に焼き付いていたらしい。
その事件以来、次男は電車が走っている時間帯に帰って来るようになったが、
壁の穴はいくつか増えていた。

大学生になると外泊は認められ、壁の穴はテープで修復されていた。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 山野明美(やまのあけみ)
⇒ http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

編集後記

認定講師の山野明美です。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

子育中は、子供なんて産まなければよかった、と何度も思いましたが、
今は、子供たちに感謝しています。
子育て中のエピソードを書かせていただきましたが、私の子育ては、
私にしか体験できない最高に幸せな出来事だったんだなと気づきました。

人生学を学び、自分がまだ気づいていない幸せに気づき、
楽しい人生を送りませんか。

各地で仲間が講座を開いています。
皆様にお会いできることを、楽しみにしております。

●人生学体験講座
受講費用:3,240円(税込)(テキスト代を含みます)
●人生学2級講座
受講費用:24,840円(税込)(テキスト代含みます)
●近日中の講座情報はこちら
⇒http://www.ningenjuku.net/recent/

●Facebookで、「メルマガ見ました!」と
メッセージをいただければ、お友達承認させていただきます。

山野明美 Facebookページ↓

http://www.facebook.com/yamasan7


利用規約