人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.26「有り難う」

vol.26「有り難う」

名言:人は感謝をするから幸せになるのであって、
   幸せだから感謝するのではありません。
                    ~鍵山秀三郎

「結婚してから30年、はじめてかみさんに“ありがとう”と言いました」
久しぶりに会った遠藤さん(仮名)の一言に私達は大騒ぎ。

「遠藤さん、どうしたの??」「な、なにがあったの??」

「いや~、自分でも驚いた。言った自分が一番驚いた」

そういって遠藤さんは、こんな話しをしてくれました。

遠藤さんは結婚してから一度も家事をしたことが無かったそうです。
自分は仕事、家庭内のことは女房の仕事。
そう決めていたからです。
奥様の手伝いすらしないままの状態で、急遽単身赴任を命じられ、
初めての家事に挑戦することになりました。

赴任先で迎える最初の休日。幸いに今日は一日中良い天気のようです。
もともと綺麗好きな遠藤さん。

「よーし、先ずは洗濯物から片付けるか。」

「あ、あれ?」

電源はつけられましたが、そのあとに、どのボタンを押せば良いのかが
わかりません。洗剤も、どの位の量を入れれば良いのかわかりません。
説明書を読みながら、なんとか洗濯機が回り出しました。

「ねぇあなた?洗濯物、他にないかしら?まとめて洗いたいのだけれど」

遠藤さんの耳に、居るはずのない奥様の声が聞こえてきます。

遠藤さんはこの言葉を言われるたびに、「洗濯なんて機械がやってくれて
いるのになにを大変ぶっているんだ?」と思っていたことを、思い出しました。

確かに洗濯機に入れておけば洗ってはくれます。
ただ、洗濯物は自分で干さなければならないし、冬のベランダで
干していると、指が冷たくなってきます。
そしてやっと乾いた洗濯ものを、畳んでタンスにしまうのが、
とてもめんどうであることを、初めて知りました。

「俺の洗濯物をいつも洗ってくれていたのだな。」

毎日アイロンのかかったシャツを着て出社をしていたこと。
毎日仕事から帰ると、温かいご飯が用意されていたこと。
毎日清潔な布団で寝られていたこと。

そしてなにより、いつも隣にいてくれたこと。

今まで“あたりまえ”だと思っていた、日常の些細なことが
実は“あたりまえじゃなかった”。

すると自然にこの言葉が出てきたそうです。
「いつもありがとな」

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 鈴木 淳子(すずき じゅんこ)
⇒ http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

編集後記

認定講師の鈴木淳子です。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
私は遠藤さんのお話しを聞いて、自分が既に手にしている“幸せ”に
気付くことができました。

人生学は理論を実践に移すことにより、
・悩みを減らす
・幸せを感じる
この二つを究極目標に掲げています。
そのために人間力を高め、生き方を学ぶのが人生学です。
各地で仲間が講座を開いています。
皆様にお会いできることを、楽しみにしております。

●人生学体験講座: 
料金 3,240円(税込) 最低遂行人数 2名~
●人生学2級講座:認定講師 三好清太郎 
料金 24,840円(税込) 最低遂行人数 2名~
2015年2月21日(土)http://www.ningenjuku.net/jinseigaku_course/2nd_grade/
●人生学1級講座:講師: 代表理事 小倉広
受講料金:78,000円 テキスト代:3,000円 認定料:15,000円 合計:96,000円(税抜)
2015年3月14日(土)・15日(日)定員:15名
  


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