人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.19「信頼 」

 

          vol.19 「信頼」

・・・・・相手の権利に土足で踏み込んではならない。
     権利を尊重し、自分で決めさせるようにすれば、
     人は自分を信じ、他人を信じるようになるだろう・・・・・

            「アルフレッド・アドラー
              人生に革命が起きる72/100の言葉」
                         小倉広著より

9月19日、次男が半年遅れで無事、大学を卒業しました。
その日、どうしても彼に伝えたいと思っていたことがありました。
子育てを楽しませてくれたお礼です。卒業式の後、帰宅した彼に、
「母は、今日で子育てを卒業します。あなたの子育てを通して、
人として成長させてくれたことに感謝、どうもありがとう」と。

彼は、「いや~どうもどうも」とだけ言って、私と目を合わせること
なく、その場からいなくなりました。母親から感謝の言葉を言われる
とは思いもよらなかったのか、とても気恥ずかしくて、一秒でも早く、
その場から立ち去りたかったのでしょう。

彼の思春期時代の子育ては、我慢の連続でした。小中学生の頃は、
さほど大きな出来事もなく、比較的平穏な日々を過ごしていましたが、
世の中、そう甘くありませんでした。

高校入学の頃から、次男との会話が少なくなり始め、何度か虫の居所が
悪かったらしく、私の作ったお弁当を投げつけたりすることがありました。
反抗期?と思ったのですが、どうやら、小中学校時代の学校生活と高校生
になってからの学校生活とでは彼の中に相当のギャップがあったようです。
高校生活にストレスを感じながらも、辛うじて学校は休まず、通ってい
たのが救い。自分で学校説明会に参加し、自分で選んで受験した高校
だから、彼としては辞めずに通い続けることができたのだと思います。

なかなかギャップを埋められず、惰性で学校に通い、結果、高校1年生
一学期の定期テストでは、198番中196番。「勉強しなさい!」と、何度も
言いたくなりましたが、そこは、グッと我慢。彼を信頼し、何も言わず
見守り続けました。ひたすら我慢です。

高校2年生になっても成績は伸びず、190番代の成績。卒業どころか進級さえ
も赤信号の状態。ふと、思いました。彼は、今の高校を卒業したいと思って
いるのだろうか?別の高校に行きたいと思っているのかもしれない。彼の気
持ちを確かめて見よう。
高校2年生の夏休み、成績不振者対象の三者面談の後、彼に聞いてみました。
「今の高校を卒業したいと思ってる?」と。
少し間があり、彼から「卒業しなきゃ駄目でしょ」という言葉が返ってきた
のです。私は内心ホッとし、「そうだね」とだけ言って、口を噤みました。
「だったら勉強しなさいよ」と、言ってしまいそうだったからです。
しばらく沈黙が続き、彼は「3年間で卒業する」と宣言。
大丈夫だろうか、不安は残りましたが、やっと「やる気スイッチ」が
入ったようです。
高校3年生の3月、無事、卒業証書を手にすることができました。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 山野 明美(やまのあけみ)
⇒ http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

編集後記

はじめまして。
認定講師の山野明美です。
メルマガを最後までお読みいただき、ありがとうございました。

高校卒業後も我慢の連続です。
大学在学中に就職活動を全くしなかった次男、どうするつもりなんだろうか、
と思いながらも何も口出ししませんでした。
アルバイト時代に自分で築いた人脈で、なんとか就職することができました。
某放送局の報道番組に携わっています。
就職して1ヶ月は毎日怒鳴られ続け、何度も枕を濡らしたそうです。
自分で選んだ仕事、そう簡単には辞められないのでしょう。
「一日一日が勝負、何も言われなくなったらお終い」と、
自分を奮い立たせて頑張っています。
今は、親の手の届かないところで、日々成長しているようです。

私の講師デビューは来年です。

年内の人生学講座は、各認定講師が各地で開催しています。
ぜひご都合のいい講座にご参加いただければと思います。
受講後は、今まで以上に幸せを感じていただけると思います。

次回のメルマガは篠崎龍治講師の予定です。
お楽しみに。

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