人間力を高める 一般社団法人 人間塾


vol.15「 親への感謝からすべてははじまる 」

      

   vol.15 「親への感謝からすべてははじまる」

それゆえまた親を敬愛するものは、自分自身を敬愛することになり、
自己の運命の繁栄律に繋がることを改めて知らねばならぬと思うのであります。(森 信三)

実家の母の体調がよくないという知らせが入りました。
定期連絡を怠っていたので、仕事帰りに急ぎ電話を入れました。

「あら、誰に聴いたの? あなたには心配をかけたくないから、みんなに
 黙っておいてと言ってたのに」(母)
「心配だから電話したんだけど大丈夫?」(私)
「膝を痛めて歩けなくなったのよ」(母)
「それは大変だ。家のことはどうしてるの?」(私)
「おかげさまでお父さんがいろいろとやってくれてるわ」

私は幼少期の記憶が母親と一緒にいたものしかありません。
父が出張の多い仕事をしていたのがその理由です。
母は女手ひとつで姉と私を育ててくれました。

ところが、弟が生まれ、その弟が交通事故のために大怪我をしたこともあり、
母の関心は次第に弟に向いていきました。
感情を整理できなくなった私は、母の気を引きたいあまりに次第に
悪いことをするようになりました。
家庭からお金を持ち出し、小学生でありながら夜遅くまで遊び歩くように
なっていったのです。

母はそんな私の変化を嘆き、悲しみました。
ある日、涙ながらに私にこう訴えかけてきました。
「お母さんはあなたをこんな風に育てた覚えはない。
でも、気がつかないうちにあなたをこんな子にしてしまった。
もしもあなたがこのままだったら、お母さんはあなたと一緒に死んでしまいたい。
お母さんは本当に悲しいし、あなたに申し訳ないことをしたと思っている。
ごめんね、ごめんね・・・」

怖いという気持ちとともに、母を悲しませたことを心から悔やみました。
「お母さん、ごめんなさい! 本当にごめんなさい! 
 僕が悪かった。本当にごめんなさい!」
母と抱き合って一緒に号泣しました。
母の愛情と覚悟を強く感じた出来事です。
そのときのことを母と話をしながら思い出しました。

「あなたこそ一人暮らしなんだから無理しないでね。お酒を飲み過ぎていない?」(母)
「休肝日をとるようにしているし、最近は運動もするようにしてるから」(私)
「そうなのね。ちょっと安心したわ。でも、くれぐれも無理しないようにね」(母)
「わかった。ありがとう。また電話するね」(私)

お見舞いのつもりで電話しましたが、逆に母に心配してもらいました。
昔と変わらぬ母の優しさに感謝しました。
薄暗い道を歩く私の頬は涙で濡れていました。

人生学で「感謝をすると幸福になる」ことを学びました。
特に「親への感謝からすべては始まる」と学びました。
でも、日々にかまけて親への感謝も忘れがちになります。
定期的に電話を入れていこうと改めて思いました。

母との話を終えた後に、離れて暮らす娘に連絡を入れました。
「おばあちゃんが体調を崩しているから電話を入れてもらえるかな?」(私)
「うん、わかった。おばあちゃん、心配だね。大丈夫かな? すぐ電話してみるね」(娘)
娘はすぐに母に電話を入れてくれました。

親への感謝から祖父母への感謝。
感謝の気持ちがつながっていくことで、平和な状態や幸せな状態が生まれていくのだと思います。
その目指す状態に向けて、自分がいまできることを少しずつやっていきたいと思っています。

筆者:一般社団法人 人間塾
人生学認定講師 立山 賢太郎(たてやま けんたろう)
⇒ http://www.ningenjuku.net/qualified-list/

編集後記

認定講師の立山賢太郎です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回のメールマガジンを書かせていただくにあたり、母への思いと自分の失敗談を
正直に書かせていただこうと思いました。
下手な文章ですが、少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
人生学を学び、心の平穏や幸せを感じる機会が増えました。

各認定講師が各地で講座を開催しています。
ぜひご都合のいい講座にご参加いただき、人生学を通じて安心感や満足感を
より一層感じていただければと思っています。
次回のメルマガは栃木県を中心に人生学を広めている川田浩也さんが担当されます。
お楽しみに。

●人生学体験講座
料金 2,000円(税込) 最低遂行人数 2名~
2014年12月2日(火)19:30~21:00
(上記講座を含めた体験講座のご案内)
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